出産前に作った“白黒モビール”──

手作りの白黒モビールが木の棒に吊るされている。すべて正方形の紙に水玉や縞模様などの高コントラスト模様が描かれている。 胎教

肌着と一緒に“知育アイテム”も用意

赤ちゃんを迎える準備をしていた妊娠後期。
肌着やガーゼ、べビーバスなど、いわゆる「育児グッズ」を揃えながら、
手作りで用意していたものがあります。

それは──
白と黒の模様を描いた、視覚刺激用の手作りモビールでした。


なぜ白黒モビール?ドーマン博士の“見る力”の知育

このモビールを作るきっかけになったのは、
私が取り入れていた家庭保育園の教材や、そこで紹介されていた
アメリカのリハビリ専門家、グレン・ドーマン博士の考え方でした。

ドーマン博士は、

「赤ちゃんの脳は、刺激によってどんどん育つ」

という理論のもとに、生まれてすぐからできる視覚刺激の知育をすすめていました。

新生児はまだ視力が発達途中なので、
カラフルなものよりもコントラストのはっきりした白黒の模様が見やすいそうです。
その模様を見せることで、赤ちゃんの脳に良い刺激を与えられるといわれています。


実際に作ったモビールと、作っていたときの気持ち

私は大きめの白い紙に、
太めの黒マジックで大きな水玉や縦線・横線、ストライプ模様を描きました。
それをカットして糸でつなぎ、ふわふわと揺れるように。

市販のグッズは買わず、家にあるものでできるシンプルなモビール。
でも、その分、赤ちゃんに届けたい気持ちをいっぱい込めて作りました。

「これ、見てくれるかな」
「生まれてきたら、どんなふうに反応するんやろ」

お腹の赤ちゃんを想いながら、
一枚一枚描いていく時間が、私にとっての“母になる準備”だったように思います。


おわりに:愛情も一緒に吊るしたモビール

この白黒モビールは、赤ちゃんが退院して家に帰ってきたその日から、
寝る場所の真上に吊るして使いました。

赤ちゃんは、目を開けているときにじーっと見つめたり、
ふわっと揺れるのを追いかけるように、目で追っている様子もありました。

知育って、何か特別なことをしなくてもいいんだなと思いました。
「少しだけ先を見て、できることをしておく」
そんな心の準備が、きっと赤ちゃんにも伝わっていたのかな…と思います。


次回は・・・

次の記事では、「実際に吊るしてみたときの赤ちゃんの反応」や「その後の遊び方」についてもお話ししますね♪

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