【実体験】胎教って本当に意味ある?お腹の赤ちゃんとつながる私流のやり方

胎教

はじめに:胎教って、やった方がいいの?

「胎教って、本当に効果あるの?」
「やった方がいいのかな?」

妊娠中、そんなふうに思ったことはありませんか?
私もそうでした。

そんな私が最初に出会ったのが、脳科学者・久保田 競先生の本でした。
「赤ちゃんの脳は、お腹の中にいるときから育ち始めている」
――そんな言葉に背中を押されて、私は胎教をやってみようと思ったんです。

最初は少し照れくさかったけれど、
続けるうちに、お腹の赤ちゃんと心が通じ合っているような感覚が芽生えてきました。

そして、娘が成人した今、こう言ってくれたんです。

お母さん、私に子どもができたら、お母さんが育ててよ。笑

――その言葉がうれしくて。
だから、あの頃のことを少しずつ書き残していくことにしました。
娘が子育てに迷った時、この記事を読んでくれたらいいな☺️

私がしていた胎教|「家族で育てている」感覚を大事に

その後、私は七田式の胎教コース(現在の七田式教育)にも参加しました。
「語りかけや音のシャワーが大切」という考え方が印象的で、
胎児名を「MMちゃん」と名付けて、家族みんなで毎日呼びかけていました。

朝起きたら、「子曰く……」と論語の音声を流すところからスタート。
妊婦体操をして、「MMちゃん、おはよう」と語りかけます。

午前中には、関本昭一さんの『胎教・赤ちゃんは天才です』を読みながら、塗り絵を楽しむことも。
こうした時間が、自分自身の心を整えるのにも役立ちました。

※ご紹介している書籍は当時のものです。現在では最新の育児情報と合わせてご覧になるのがおすすめです。

語りかけは「実況中継」がコツ

語りかけの基本は、「今やっていることをそのまま言葉にする」こと。

たとえば料理をしているときは――

さあ、ごはんを作ろうね。今日はカレーを作ります。 にんじん、じゃがいも、玉ねぎが入っていて、 にんじんは赤くてカロテンっていう栄養があるんだよ

まるで実況中継のように、ひとつひとつ丁寧に話しかけていました。

トイレも、お風呂も、全部語りかけの時間

トイレに行くときも、「トイレに来たよ、しーだよ」。
お風呂では、「MMちゃん、お風呂に入るよ。ああ、気持ちいいね。MMちゃんも気持ちいい?」と。

“一緒に暮らしている”という感覚を大切にしていました。
ときには、ちょっとスピリチュアルなことも言っていました。

もし体に悪いところがあれば、なおしてから出てきてね。

予定日は○月○日だよ。お父さんがいる間に、するんと出てきてね

※スピリチュアルな表現も含まれますが、あくまで私個人の体験としてご覧くださいね。

お腹に話しかけていると、赤ちゃんが本当にわかってくれている気がしたんです。

音楽と栄養も、私流のやさしいケア

毎日、心地よい音楽もかけていました。
「MMちゃん、気持ちいいね」と声をかけながら。

栄養面では、妊娠中の貧血予防を意識して、滋養鉄をレモン水で飲んでいました。
吸収が良くなるようにね。
それから、レシチンも摂っていました(脳の発達を助けるといわれています)。

※栄養補助食品については、妊娠中の方はかかりつけ医や助産師さんに相談のうえ、ご自身に合ったものを選んでくださいね。

胎教をしてよかったこと

胎教をしていてよかったなと思うのは、
赤ちゃんが生まれてからも、自然に語りかけや絵本の読み聞かせができたことです。

赤ちゃんの反応もやわらかく、
「この子は、もう私の声を知っている」と感じる瞬間が何度もありました。
出産時にお世話になった助産師さんも、「こんなにお母さんの顔を見る赤ちゃんは初めて」と驚かれてました。

まとめ:胎教って特別じゃなくて、日常の中にあるもの

胎教って、
なにか特別なことをするわけじゃなくていいんです。

朝起きて「おはよう」と話すこと。
料理やお風呂、トイレのときだって語りかける。

その日常のひとつひとつが、赤ちゃんとの信頼関係を作ってくれる
そんな風に感じていました。

ゆるくていい。完璧じゃなくていい。
あなたの声が、お腹の赤ちゃんにとって、いちばんのBGMです。


※本記事は、筆者の妊娠当時の実体験に基づいています。 現在では妊娠・出産をめぐる医療情報や育児方針もアップデートされていますので、 取り入れる際は、ご自身と赤ちゃんの体調・環境に合わせて、医療機関や信頼できる専門家のアドバイスも参考になさってくださいね。

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